イタリア国内にある26の近代美術に関する美術館と、イタリアの国鉄・トレーニタリアが提携し、2017年12月31日まで有効の割引券を販売することになった。

このプロジェクトは今年の3月、フィレンツェで歴史上初めて開催された「文化におけるG7」を機に生まれた。ちなみに、参加した7カ国はアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、カナダである。政治上の「G7」と変わらないから、世界をリードする7カ国が文化面においてもイニシアティヴを取ろうという意図だろう。

夏までに26美術館に

プロジェクトがスタートした今年の春には18の美術館が参加を表明していたが、夏までに26館に増えた。

「コンテンポラネアメンテイターリア」と名づけられたこのカード、リストにある26の美術館で購入可能で、国鉄のチケットが最大で20パーセント割引になるというシステムだ。

またトレーニタリア」は、近代美術関係の美術館の他にも、各地で行われている美術展や演劇公園の入場券による割引も行っている。

トレーニタリアの特急フレッチャロッサやフレッチャルジェント、インテルシティ・ノッテなどのチケットに有効の「コンテンポラネアメンテイターリア」カードは、ローマにある国立21世紀美術館やミラノやヴェネツィアにあるプラダ財団関係の文化施設、ナポリの現代美術館マードレなどの26に及ぶ近代美術館で30ユーロで販売されている。

12月まで実施

参加館のひとつであるボローニャ近代美術館館長ロベルト・グランディ氏は、こう語っている。

「イタリア国内にある近代美術館が総結集した、戦略的なプロジェクトです。ボローニャをはじめとするイタリア各地には、長い歴史を持つ美術の他にも、価値ある近代美術を擁していることを改めて主張したい」。

カードは2017年12月31日まで有効。美術に興味がある旅行者は、各都市で発行されている「美術館フリーパス」の他にも、イタリア国鉄のサイトで各地の美術展や美術館と共同の割引キャンペーンなどにも目を通せば、旅行費の節約にもなるだろう。

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