名画には隠されたエピソードが多々あります。

「ダビデ像には黄金比が使われている」「最後の晩餐でユダはちゃっかり銀貨を握っている」…

でも、そんなしょぼいレベルのトリビア、もういらないんです。だってあまりに広まりすぎて、トリビアでもなんでもないですから。

そこで今回、あなたが知ってそうで絶対知らない、名画のトリビアをお届けします。これぞトリビア!と思うもの1つでもあれば、ぜひ上のはてなブックマークに登録してください。

それではさっそく見ていきましょう。

?ピカソは「モナリザ」を盗んだ容疑で逮捕されたことがある

この絵は何度か盗難にあっていますが、1911年に盗まれたときは、なんとあのピカソが容疑者として逮捕されてしまったんです。さすがに彼は犯人ではありませんでしたが、びっくりです。

モナリサ?レオナルト?・タ?・ウ?ィンチ1

?名画にはちょいちょい画家本人が出てきちゃう

例えば、この『カルロス4世の家族』

カルロス4世の家族コ?ヤ1

左奥に暗いトーンでひっそりと描かれた人物がいますよね。これはゴヤ本人なのです。この絵、家族の人数を数えてみると13人ですよね。キリスト教では13という数字はタブーなため、ゴヤは自分自身を描くことで14人にしたそうです。

同じく民衆を導く自由の女神のドラクロワもそう。

民衆を導く自由の女神1

?名画にはキリストもちょいちょい出てきちゃう

この「種まく人」は、ミレーが夏の終わりに麦の種を蒔く農民にインスピレーションを受け、ヨハネ伝12.24でキリストが自分を「麦(信仰)の種」、神を信仰という「種」を蒔く人に喩えた話を絵画化したものです。

種まく人ミレー1

蒔かれた種は芽吹かないかも知れませんが、しかしたった一粒の「キリスト」という種が芽吹いただけでキリスト教という信仰が根付いたという過去があります。神がその希望を持って「キリスト」という種を蒔いたように、農民が芽吹きに望みをかけて麦の種を蒔く、その姿をミレーは神の姿に重ねてこの絵を描いたと言われています。そういえば岩波文庫のアイコンにもなっていますが、それは「思索という種を蒔く」意味が込められているそうですよ。

キリストはこのように姿を変えてちょいちょい登場しちゃいます。他に有名どころだと、ゴヤの「マドリード、1808年5月3日」のなかで両手を掲げる中心人物、彼もまたキリストなのです。

マト?リート?、1808年5月3日1

右手のてのひらにくぼみがあるのが分かりますか?これはキリストが処刑されたときに打たれた釘の跡だと言われています。

?『我が子を食らうサトゥルヌス』は勃起していた

ローマ神話に登場するサトゥルヌスが将来、自分の子に殺されるという預言に恐れを抱き、5人の子を次々に呑み込んでいったという伝承をモチーフにしているこのゴヤの画。

我か?子を食らうサトゥルヌスコ?ヤ

自己の破滅に対する恐怖から狂気に取り憑かれ、伝承のように丸呑みするのではなく自分の子を頭からかじり、食い殺す凶行に及ぶ様子がリアリティを持って描かれています。後世に修正されたため、いま確認することはできませんが、X線調査により、オリジナルではサトゥルヌスの股間が勃起していたと言われています。これはサトゥルヌスが生命を奪い取る存在としてだけではなく、生命を与える存在であることも同時に意味しているのです。


?「最期の晩餐」の右3人は何が起こったか分かっていない

最後の晩餐

キリストが「この中に裏切り者がいる」なんて言ったもんだから大騒動になっている晩餐会場。弟子たちの「誰だ誰だ?」なんて声が聞こえてきそうです。

だがしかし、右の3人、残念ながらキリスト先生の言葉が聞こえなかったようで「いまキリスト先生はなんておっしゃったんだ!?」と聞きあっているらしいです。もっと近くに座ればよかったですね(笑)


?ムンクの叫びに描かれている人物は叫んでいない

叫ひ?

この絵は、ムンクが感じた幻覚に基づいているそうです。彼は日記にそのときの体験を次のように記しています。

“私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた”

ということで、しばしば誤解されますが、この日記からも分かる通り「叫び」はこの絵で描かれている人物が発しているのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」のことなのです。絵の人物は、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいるのです。


?ロダンの「考える人」は妥協作だった

考える人

ロダンは当初ダンテの「神曲」をモチーフにする予定でした。この「考える人」はもともとダンテにする予定であり、彼の背後にウゴリーノ・フランチェスカ・パオロなど「神曲」に出てくるすべての人々を作る予定でした。しかしこの計画が頓挫したため、全体から切り離されたダンテの姿は意味がないと判断したロダンはこれを「考える人」と名付けたそうです。


?ゴッホの「ひまわり」の価格と気象衛星「ひまわり」の製作費用は同じ

ひまわりコ?ッホ

すみません、これはどうでもいいですね(笑)


?ギリシア時代の彫刻が裸の男性ばかりなのは理由がある

タ?ヒ?テ?像

「ダビデ像」はじめ、ギリシア時代の彫刻はなぜほとんどが裸の男性なのでしょう?これは西洋の美の原点が、男性の美だからなのです。当時は完全に男尊女卑の時代であり、古代ギリシアでは、男性が美しくある事がとても重要だったのです。


?Googleはロゴで遊びすぎて怒られた

Googleタ?リ

記念日ごとに自身のロゴをアレンジしているGoogleですが、かつてサルバドール・ダリの誕生日に代表作「記憶の固執」を上のようにアレンジしたところ、著作権問題でArtists Rights Society(ARS)に苦情を言われたそうです。ダリが亡くなったのは1989年。50年経たなければダメですもんね。

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