基本情報

ジョアン・ミロ(ジュアン・ミロー・イ・ファラー、1893年4月20日~1983年12月25日)はバルセロナ生まれであるが、カタルーニャのモンロッチ、パリ、マリョルカ島、後にはニューヨーク、日本の心象風景が人として、芸術家としての彼を形成したといえる。1920年代のシュールレアリストたちとの交わりや1940年代のニューヨークでの抽象表現の刺激的発見と共に、小さなモンロッチ村は彼の知性の醸成にとって対位旋律の役割を果たした。第二次世界大戦半ばにはパリからパルマ・デ・マニョルカに避難し、そこにアトリエを構えて制作に専念した。ミロの初期のモンロッチ、その後のマニョルカへの愛情は彼の作品にとって重要な要素である。彼の技法や様式を探る上で、彼の土地との繋がり、自然界および身辺のありふれた物への愛着は背景として欠かせない。純粋でグローバルな芸術追究の過程でアカデミズムを排除したミロはどの芸術運動の範疇にも入れることはできない。公の場での態度や自己表現に慎重であったミロは、彼の周りの政治的、社会的事象に対する抵抗や強い感受性を芸術を通して表現した。このような相反する力が彼の独特で極めて個性的な言語を創出し、ミロを20世紀で最も影響力のある芸術家の一人とした。

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