基本情報

ジョルジョ・デ・キリコ(1888年7月10日 – 1978年11月20日)はイタリア人画家。1910年代、20年代の不可思議な絵画、シュールレアリスムへの影響で最も良く知られている。彼は日常の生活の裏に隠れた意味を呼び起こそうとした。彼の無人の街の謎の光景、不穏な彫刻、神秘的な影、身の回りの品々の奇妙な組み合わせは1910年代のシュールレアリスム運動の芸術家たちに大きな影響を与えた。この頃の重要な「形而上学的」作品には「ある秋の謎」、「占い師の報酬」、「通りの神秘と憂鬱」などがある。若き日のキリコはヨーロッパ象徴主義者たちの影響を受けた。1911年にキリコはパリに赴き、そこでパブロ・ピカソやコンスタンティン・ブランクーシなどの有力なアヴァンギャルドの芸術家や作家と出会った。1911年から1915年にかけてのパリで彼にとって最も重要で、後の美術界に大きな影響を与えた絵画の多くを制作した。「占い師の報酬」(1913年)や「通りの神秘と憂鬱」(1914年)などの作品において彼は古代建築の光景や、彫像やモニュメントだけを配した街の広場を描き続けた。誇張された遠近法と空虚な空間が描かれたこれらの絵画の雰囲気は人を不安にさせていく。1917年に彼が出会ったカルロ・カッラは彼のスタイルを「形而上絵画」と定義した。「愛の歌」(1914年)、「不安を与えるミューズたち」(1917年)などのキリコの「形而上絵画」は日常品の不合理な組み合わせや顔のないマネキン像が特徴的である。この頃の彼の作品はシュールレアリスム派の芸術家や作家たちに絶賛された。後半生の彼は様々なジャンルに取り組み、スタイルも予想不可能なほど変化した。

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