基本情報

マルク・シャガール(1887年7月7日~1985年3月28日)はその詩的でフィギュラティヴなスタイルにより、またその長寿と多彩な作品により近代美術史上最も人気のある画家の一人であると共に、国際的にも最も認知された画家の一人となった。画家仲間の多くが抽象主義への道をたどる大胆な実験的作品を追求していたが、シャガールの独自性は野獣派やキュビズムからの影響はあるもののフィギュラティヴ・アートの力を確信していたところにある。ロシアで生まれ、1910年にパリに渡り、エコール・ド・パリで頭角を現した。シャガールは、彼の全キャリアを通じ、様々な点で、キュビズム、シュプレマティズム、シュールレアリスムなどの急進的な写実主義的スタイルに取り組んだ。しかし、彼は次々とそれらを否定し、フィギュラティヴでナラティヴな美術にこだわり続けた末、近代史における伝統的アプローチに対する最も著名な唱道者の一人となった。シャガールのユダヤ人としてのアイデンティティは生涯を通じ重視されるべきもので、彼の作品の多くは、古いユダヤの伝統と写実主義美術のスタイルとを一致させようとする試みと言える。しかし、彼は、時として物語と寓意性の点で彼の感覚に訴えるキリスト教のテーマも取り上げた。代表作:「私と村」、「窓越しのパリ」、「白い襟のベラ」、「緑色のバイオリニスト」など。

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