基本情報

ポール・セザンヌ(1839年 – 1906年)は、フランスの画家であり、当初はクロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールらと共に、印象派グループの一員として活動していたが、1880年代から印象派を離れ、伝統的な絵画の決まりにとらわれない独自の絵画のスタイルを追求した。セザンヌは、印象派とキュービズムの橋渡しとなったポスト印象派の画家として知られ、アンリ・マティスやパブロ・ピカソの芸術の父と言われている。1861年に画家を目指してパリへ旅立ち、印象派のカミーユ・ピサロと出会う。セザンヌは印象派のスタイルで描いていたが、後に彼が見た物事を構造的に並べ、シンプルな形と色で描き始め、例えば木を只の筒状に描く様に、形をより簡略化していった。また、この時代の他の画家1~2のスタイルに集中していた対し、セザンヌは、静物画、肖像画、風景画、ヌード画と多様に描いていた。彼の作品はなかなかパリのサロンでの出展に叶わず、ようやく1882年に出品が決まる。1895年には、彼の作品の全てが展示され、これから画家としての成功が期待されていたにも関わらず、同年プロバンスへ戻り、故郷で孤独に描き続けることとなる。セザンヌが残したものは、形態の破壊の実践であり、これは直観主義の発展に影響を与え、後の現代美術の基礎となった。

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