基本情報

ポール・シニャック(1863年 – 1935年)は、ジョルジュ・スーラと共に点描画を研究し発展させた、新印象派の代表的画家である。1863年にパリで生まれ、18歳で画家としての道に進むことを決める前は、建築を学んでいた。シニャックは、セイリングが趣味で、ヨーロッパ中の海岸を巡り、ボートから見える景色を描いていた。シニャックは、1884年にクロード・モネとジョルジュ・スーラと運命的な出会いを果たす。彼は、スーラの体系的な描写方法と色彩に関する理論に衝撃を受け、印象派独特の筆触分割法から離れ、スーラと共に点描画の研究に没頭する。同年、シニャック、スーラ、シャルル・アングラン、アンリ=エドモン・クロスは、新たなグループ「独立芸術家協会(アンデパンダン美術協会)」を設立し、保守的なサロンに反抗して、無審査で作品を出品できるアンデパンダン展を開催し、1909年から25年に渡って会長を務めた。シニャックは、物静かで多くを語らないスーラとは対照的に、社交的で明るい性格で、新印象派が広まったのはシニャックの功績によるところが大きいとされている。シニャックは、画家であると同時にアナーキスト(無政府主義者)であり、多くの論文や批評も執筆している。1920年代になると、それまでの精力的な画家活動より、政治的な活動が目立つようになった。1935年の第46回アンデパンダン展が、シニャックの生涯最後の展覧会となった。

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