基本情報

モーリス・ド・ヴラマンク(1876年~1958年)は、フォーヴィズム(野獣派)に分類されるフランスの画家、文筆家である。1876年パリで音楽家の両親の元に生まれ、幼い頃から音楽の手ほどきを受けるものの、ヴラマンク本人は自転車選手に憧れていたと言われている。ブラマンクは、とにかく徹底した自由主義者で、他人に指図されることや、規則に縛られたりすることを極端に嫌った。1893年に17歳になると家出し、シャトーで暮らし始め、自転車レースやボートレースに出場し小銭を稼いでいた。また、この時期から独学で絵を描き始めている。翌年18歳で結婚。3人の子供を授かった。そして1900年、兵役帰りの列車でたまたまブラマンクの隣に座ったのが、アンドレ・ドランだった。この時の会話がきっかけで意気投合した二人は、共同のアトリエを構えることになる。1901年のゴッホ回帰展では、ドランの仲介でマティスと親交を持つことができ、こうしてフォーヴィズムの立役者3人が揃うこととなった。1905年、マティスの誘いでアンデパンダン展とサロン・ドートンヌに出品。サロン・ドートンヌに展示された強烈な色彩の作品が、「フォーヴ(野獣)」のようだと言われ、「フォーヴィズム(野獣派)」という名称が生まれた。しかし、フォーヴィズムは3年程で終わりを向かえ、3人はそれぞれのスタイルを模索し、異なった道へと進んだ。ブラマンクは、ゴッホとセザンヌの影響を強く受け、重厚に画面を塗る独自のスタイルへと変遷。本能の赴くまま、自分の感性に従って描くことを目指した。1925年にラ・トゥリリエールにアトリエを構え、最後の住処とした。

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