基本情報

アルノルト・ベックリン(1827年10月16日~1901年1月16日)は、スイスの象徴主義画家である。1850年に初めてイタリアを訪れ、7年間滞在した。その間、ローマのドイツ人画家のサークルと交流を持った。1860年代には再びイタリアを訪れ、1893年にトスカーナに永住し、8年後にそこで死去した。
ベックリンは、理想化されたイタリア風景の中の険しい地形を背景とした、大規模な神話画を描いた。ロマン主義に影響された彼の作品は、多くの場合、ラファエル前派と重なる神話主題を象徴している。彼の作品は、古典的な建築物と神話的な人物を描き、奇妙で幻想的な世界を作り出している。
ベックリンは、《死の島》の5つのバージョン(1880~1886年制作)で最もよく知られている。この作品は、幼くして死去した画家の娘マリアが埋葬されていた、フィレンツェのイギリス墓地を部分的に呼び起こすものとなっている。イギリス墓地は、ベックリンのアトリエの近くにあった。最初に描かれたバージョンは、夢想できるような雰囲気の絵を欲しがっていた未亡人ベルナによって依頼された。《死の島》は、後のドイツで一般家庭にも複製画が飾られるほどの人気を得た。

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