基本情報

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ(1828年5月12日~1882年4月9日)は、イギリスの詩人、画家、翻訳者である。彼は1848年にウィリアム・ホルマン・ハントとジョン・エヴァレット・ミレーと共にラファエル前派を設立した。ロセッティは、後にウィリアム・モリスとエドワード・バーン=ジョーンズのような、ラファエル前派の影響を受けた第二世代の画家や作家のインスピレーション源となった。彼の作品はまた、ヨーロッパの象徴主義画家たちに影響を与え、耽美主義の主な前兆となった。
ロセッティの作品は、その官能性と中世の復興主義が特徴である。ロセッティは絵画だけでなく詩も多く制作しており、初期の詩はジョン・キーツの影響を受けている。キャリア後半における彼の詩は、思考と感情の複雑な相互関係が特徴であり、それは特にソネット「生の家」に顕著である。ロセッティの作品には、詩と図像が密接に結びついたものが多くある。
ロセッティは、《聖母マリアの少女時代》(1849年)、《アスタルテ・シリアカ》(1877年)といった作品で、絵画に添えるソネットを頻繁に書いた。また、彼の妹である著名な詩人、クリスティーナ・ロセッティによる「ゴブリン・マーケット」といった詩の挿絵も制作している。
ロセッティは、彼のモデルでありミューズでもあったエリザベス・シダルと結婚したが、他にもモデルを務めたファニー・コーンフォースやジェーン・モリスとも愛人関係にあった。特にウィリアム・モリスの妻であったジェーンとは、不倫関係でありながらも、深い愛情で結びついていた。

  • 登録作品数56
  • 作品一覧