基本情報

ドミニク・アングル(1780年8月29日~1867年1月14日)は、ヌードと古典芸術の研究を中心とした学術的伝統に則って絵画制作をした画家であった。彼は、ドラクロワのロマン主義とは対照的な、厳格な古典主義の擁護者となった。アングルは、自身を歴史画家、学術芸術の最高の目標と見なした。肖像画についてはあまり重要ではないと考えていたアングルだが、今では《モワテシエ夫人》のような東洋的な場面の絵画において最も有名な画家となっている。
アングルはジャック・ルイ・ダヴィッドの弟子として、またパリのエコール・デ・ボザールの学生として全国的な注目を集めた。1801年にはローマ留学の奨学金を得て、1806年にイタリアに渡っている。アングルは1824年に帰国するまで長くイタリアに滞在した。イタリア美術、特にラファエロの影響を受け、肖像画の技術を習得した。彼はまた、文学、フランスの歴史からの場面を描いた小さな絵画を制作した。フランスに帰国した後は、フランスアカデミーの院長に就任した。アングルはまた、音楽家としての成功を収めた熟練したヴァイオリニストでもあった。フランス語において「アングルのヴァイオリン」という言葉は、ある能力に加え別の能力を習得するという意味である。

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