基本情報

ピーテル・パウル・ルーベンス(1577年~1640年)はフランドルバロック様式に影響を与えた最も重要なフランドル人画家である。ルーベンスの作品の構成は古典文学やキリスト教の歴史に関する学識の深さを示しており、またその非常に人気のあったバロック様式の作品は、動きや色彩、官能性が強調されていた。ルーベンスは祭壇画、肖像画、背景画、歴史的絵画や神話的、宗教的絵画を主に描いた。アントワープで非常に大きな工房を経営しながら多くの作品を生み出し、ヨーロッパ全土の貴族やアートコレクターに人気であったほか、人文学の学者およびイギリスのチャールズ1世やスペインのフェリペ4世の騎士として仕えた外交官でもあった。ルーベンスは非常に多才な芸術家であり、工房で制作された多くの模写作品は除いて1403枚の絵画を描いたと言われている。

請負った仕事は主に宗教的、神話的主題も含まれる『歴史的絵画』であった。またルーベンスは自身の家と同様にタペストリーや版画のデザインもおこない、1635年にはフェルナンド・デ・アウストリア枢機卿に任命され、アントワープの王室の入り口の装飾の監督をおこなった。

ルーベンスの図画は非常に力強いが、細部までは描写されておらず、また予科として研究していたオイルスケッチを大いに活用した。

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