基本情報

フランシスコ・デ・スルバラン(1598年11月7日~1664年8月27日)はフェンテ・デ・カントス生まれのスペインバロック期の画家。大半の作品は宗教を題材としている。幼年期から絵の才能を発揮し、画家ペトロ・ディアス・ビジャヌエバに師事するためにセビーリャに移った。最初の結婚でリェーナに移り住んだが、2度目の結婚後1626年に再びセビーリャに戻った。1627年、ドミニコ会修道院の注文により十字架のイエスを制作した。この傑作により彼は崇敬の念と人気を博することになり、セビーリャ議会からこの地に留まるようにと要請され、これに応えた。彼の仕事は主に修道会からの注文であったため、作品の多くは宗教画である。宗教的題材から着想を得た彼の絵は単純ではあるが、人を引き付ける情感のこもった作品であり、光と影を巧みに使用した自然主義的作風を特徴とする。宗教画以外の彼の作品には静物画「レモン、籠のオレンジ、茶碗」、「ヘラクレスの功業」シリーズなど。彼は熟達した画家ではあるが、画家としての限界もあった。当時スペイン画壇ではムリーリョが一世を風靡し、スルバランは彼の作風をまねるものの失敗に終わった。スルバランは1630年代にそのキャリアの絶頂期を迎えたが(1638年~1639年のグアダルーペ修道院の装飾の連作が彼の頂点)、1640年代にはその人気も手がける仕事の数も衰えてしまい、失意のうちにマドリードで亡くなった。

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