基本情報

エドガー・ドガ(1834年 – 1917年)は、印象派運動の創始者の一人で、19世紀後半の著名な芸術家である。ドガは、フランス革命後に勢力を伸ばした新興ブルジョワの家庭に生まれ、幼少から自分で絵を描き、18歳で自宅の一室をアトリエに改造してしまう。1853年に文学の学士号を取得、その後父親の希望により、同年パリ大学の法学部に入学したが、ルーブル美術館の複製画家の登録をし、2年後には法学部を退学。翌年イタリアへ古典芸術を学ぶ旅に出る。ドガの作品は、1865年にパリのサロンで展示されたが、ほとんど注目を集めることはなく、彼のテーマは徐々に古典的な作風からコンテンポラリーなものへ変化していった。ドガの作品には、バレエの楽屋や練習風景を描いたものが多い。比較的裕福な家庭に育ったドガは、オペラ座の会員であり、楽屋や稽古場に自由に立ち入ることが許されていた。父親の逝去後、経済的に苦しくなった際も、ドガはオペラ座の一般会員を続けていたと言われる。また、ドガは印象派運動に関わった画家として知られているが、正確には印象派ではなかった。ドガは、マネやモネと知り合い、マネを中心とした画家たちの集まりであるバティニョール派が開催した第一回印象派展に参加した。ところが、ドガは、印象派の特徴的な画法「筆触分割」も用いず、印象派の画家たちを馬鹿にし、「印象派」と呼ばれることを極端に拒絶した。こうしたドガの気難しい性格は、絶えず画家仲間たちとの衝突を生み、晩年はほとんど目が見えなくなり、一人パリの街をさまよい歩き死亡した。

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