基本情報

カラヴァッジオは17世紀を体表するバロック派のイタリア人画家である。ミケランジェロ・メリージは1571年9月にミラノ近郊のカラヴァッジオにて生まれ、この地名にちなんで彼の名が広く知られるようになった。1584年、彼はミラノで活躍する画家シモーネ・ペテルツァーノのもとに4年間の見習いに出された。カラヴァッジオは1590年代初頭にローマに移住した。彼は静物画を専門とし、後に『果物籠を持つ少年』の様な半身像を描いた。初期のパトロンはローマの美術鑑定家カーディナル・デル・モンテであった。

1599年、枢機卿を介し、ローマ内のフランスの教会にあるコンタレッリ礼拝堂にて聖マタイの召命のシーンの室内装飾を施すという権限を得た。これらの絵画は彼の公式上初の作品であり、その極度の写実主義と光と影の劇的なコントラストにより物議を醸した。彼はそれをきっかけに名誉ある宗教画の作品の依頼を立て続けに受ける事となった。

カラヴァッジオは激動の人生を歩んだとされており、論争に度々巻き込まれたと言われている。1606年の5月、ラケットの試合において対戦相手と口論になり刺し殺した。彼はローマから逃れざるを得ず、ナポリに落ち着きマルタやシチリア、南イタリア中へ旅に出た。彼の絵の多くはこの時期に描かれ、『洗礼者ヨハネの首を持つサロメ』の様に、暗く、もの悲しさに満ちている。

1609年、カラヴァッジオはナポリの宿屋にて喧嘩をし重傷を負った。1610年にはローマでの殺人について許しを得たが、同年の7月、熱病により死去した。

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