基本情報

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(1489年頃-1576年)はイタリア人画家であり、16世紀のヴェネツィア芸術において最も重要であった人物の1人であった。ベッルーノの近くのピエーヴエ・ディ・カドーレで産まれ、その場所にちなんで『ダ・カドーレ』と呼ばれることもしばしばあった。

同世代の人々からはダンテの『神曲』の最終章『天国篇”paradiso”』にちなんだ『星々を従える太陽』として認識されており、肖像画、風景画や背景画、神話や宗教画など多岐に渡り熟知していたため、イタリア人芸術家の中で最も多才であった人物の1人として位置づけられていた。ティツィアーノの絵画の手法は、特に色の使い方や応用の仕方においてイタリアルネッサンス期の画家だけではなく、その先の西洋美術にも大きな影響を与えた。

長い人生の中でティツィアーノの芸術的手法は劇的に変化してきたが、その描かれる色彩感覚は変化することはなかった。成熟期の作品にはあまり色鮮やかな作品はあまり見られないにしても、初期の作品における光輝くようなほのかな色合いや、ゆるやかな筆触や巧妙なトーンは西洋美術においても例を見ないものであった。

ティツィアーノの作品は約400点前後あると見積もられており、その中でも300点が現存していると言われている。

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