基本情報

“ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796年7月16日~1875年2月22日)は、フランスの風景画家、肖像画家であり、銅版画家でもあった。彼は風景画の中心人物であり、その広大な作品は、新古典主義の伝統に則ると同時に、印象派のプレネール(外光派)の革新を予期している。
1796年7月17日にパリで生まれたコローは、裕福な織物商人の息子であった。ルーアンで教育を受け、織物職人として短期間見習いをした後、26歳で経済的な自由を与えられ、絵を描くことに専念した。
1825年から1828年にかけて、コローはイタリアへ旅行をした。ナポリへ旅行する前にローマとカンパーニャで過ごし、それを風景画家として成功するのに不可欠なものとみなした。コローはその後、1834年と1843年にもイタリアを訪れている。彼はフランスでも、ノルマンディー、プロヴァンス、ブルゴーニュのモルヴァン地方など広範囲を旅行した。1854年にはオランダとベルギーを旅した。彼は定期的にスイスを訪れ、1862年にはロンドンにいた。こうした旅行の間、コローは戸外で絵を描き、ノートを素描で埋めた。イタリアで描かれた彼の初期のスケッチは、明確で新鮮であり、流れる筆遣いと明るい色調を使用したものだった。冬の間、コローはサロン用の野心的な神話・宗教的風景画をアトリエで描いた。1835年のサロンに出展された《荒野のハガル》(メトロポリタン美術館)は、彼の初期作品の典型であり、戸外でのスケッチのように、アカデミック絵画の明確な形と色を特徴としている。

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