基本情報

ルネ・マグリット(1898年11月21日~1967年8月15日)はベルギー生まれの画家。彼の母親は1912年に自殺した。発見されたとき洋服が彼女の顔を覆っていたと言われる。1927年から28年にかけてのマグリットの絵の何点かには顔を隠した人物が描かれているのはこの時のイメージが表出しているのかもしれない。

1915年に遡るマグリットの初期の画風は印象派のものである。1918年から1924年にかけてはメッツァンジェの下で未来主義とキュビズムの影響を受けた。1922年には幼馴染と結婚。1922年から26年まで、製図工やポスター、広告のデザイナーとして働いた。1926年には彼の最初のシュールレアリスム作品「迷える騎手」を描いた。

1927年にブリュッセルで最初の個展を開いたが、批評家たちに酷評されパリに渡った。そこでアンドレ・ブルトンと親しくなりシュールレアリスト・グループに出入りするようになった。幻想的で夢のようなイメージは彼のシュールレアリスムの特徴である。3年後再びブリュッセルに戻り広告の仕事を再開した。1932年に共産党に入党したが数年に渡り入党や脱退を繰り返した。イギリスのシュールレアリストのパトロンであるエドワード・ジェームスは1937年、彼の「Le Principe du Plaisir」や「複製禁止」を大きく取り上げた。第二次世界大戦によるドイツのベルリン占領中はブリュッセルに留まり、1943年から44年は色彩豊かな「ルノアール時代」として知られるスタイルを採用した。1947年から48年の「牛の時代」では、挑戦的で生硬な野獣派の様式を採った。1948年以降は戦前の彼のシュールレアリスム芸術のスタイルに戻った。

現実には存在しないものを描き、鑑賞者に不思議な感覚を与えるシュルレアリストの画家として知られており、哲学者ミシェル・フーコーや画家サルバドール・ダリなど、20世紀の文化・思想に大きな影響を与えた。

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