基本情報

ジャン・シメオン・シャルダン(1699年11月2日~1779年12月6日)は、18世紀のフランスの画家である。彼は静物画の巨匠とみなされており、キッチンメイドや子供などの家庭的な場面を描いた風俗画においても特筆すべきものがある。作品の特徴として、慎重にバランスを取った構成、柔らかな光の拡散、粗いインパスト(厚塗り)などがある。シャルダンは制作に時間をかけた寡作の画家であり、その生涯で描いた作品はわずかに200枚ほどであった。これは、一年に約4作という計算になる。
シャルダンの作品は、18世紀のフランス美術を支配していたロココ様式の絵画とは全く異なるものだった。歴史画が絵画において最高の位置に分類されていた当時、シャルダンの選択した主題はマイナーなカテゴリーとみなされていた。彼はシンプルで美しい静物を好み、繊細な家庭内のインテリアや風俗画を扱っていた。シンプルでありふれた一般的な家庭用品や、子供の無邪気さを描写する超人的な能力は、当時の鑑賞者を喜ばせ、時代を超越した魅力を放っている。
彼の人気は、最初は動物や果物の絵に頼っていたが、1730年代にはキッチン用品が作品に登場するようになる。そこにはすぐに人物たちが加わったが、これはおそらく、彼に風俗画を描くよう求めた肖像画家に応じたことだと考えられている。

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