基本情報

ホセ・デ・リベーラ(1591年2月17日(洗礼日)~1652年9月2日)はバロック期のスペインの画家。フセペ・デ・リベーラとも称する。イタリアでの名はジュゼッペ・リベーラ。バロック様式の劇的写実主義と宗教や神話を題材とすることで知られる。彼はスペインで生まれたが、その生涯の大半をイタリアで過ごした。彼の現存する作品のほとんどはナポリ滞在中に描かれたとみられる。作品の多くは宗教画であるが、相当数の古典主義の影響を受けた作品や風俗画、数点の肖像画が存在する。

作品の多くはスペイン副王のために描かれたものだが、彼はローマカトリック教会にも雇われ多くの市井のパトロンにも恵まれていた。リべーラの絵画は厳格で陰鬱である一方、その表現法は劇的である。彼の手法の主要要素であるテネブニズム(光と闇の強烈なコントラストを用いた手法)と自然主義は、懺悔する聖人や殉教者、拷問の責め苦に合う神たちの肉体的、精神的苦悩を強調するために用いられている。ぶ厚い絵の具をきめの粗い絵筆のタッチ使いで表現し、しわやひげ、傷の様子を写実的に細部まで際立たせている。リベーラの技法の特徴は、繊細な輪郭と、光と影がもたらす濃淡の確固たる効果である。代表作として「えび足の少年(1642年)」、「聖バルトロマイの殉教(1630年/39年)」、聖アグネス(1641年)など。

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