基本情報

シャイム・スーティン(1893年1月13日~1943年8月9日)はロシア生まれのユダヤ系画家。エコール・ド・パリの中でも最も傑出した画家の一人。1912年にパリへと渡り、しばらくしてアトリエ・ラ・リューシュに、その後シテ・ファルギエールに移り住んで、そこでモディリアーニと出会った。南フランスへも旅行し、一連の荒々しく、大胆な構図、タッチの風景画を持ち帰っている。スーティンの画風は表現派に類するが、時を経て少しずつ変化していった。彼が描く人物たちはメランコリックで、カリカチュアの領域にまで定型化され、胴体は大きく歪み、着衣には対比色が使われている(「ケーキ職人」、「肉屋」、「ホテルのボーイ」、「イギリスの少女」など)。静物画では動物の死骸を多く描いた(「羽をむしられた鶏」、「兎」、「七面鳥」、「雉と静物」など)。スーティンは、レンブラント、シャルダン、クールベなどの作品に代表される西洋の伝統的古典に刺激を受け、形態、色、質感をより重視した個性的スタイルを創造したが、それは伝統的アプローチと抽象的表現との橋渡しとなる役割を果たした。彼の絵はほとんど売れず生活は困窮を極めたが、画商ポール・ギヨームは数少ない理解者であり、1923年、彼を通じてアメリカ人のコレクター、アルバート・C・バーンズがスーティンを発見し、国際的に認知されるようになった。

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