基本情報

ジェームズ・アンソール(1860年~1949年)は、ベルギーの画家で、表現の自由やシュールレアリズムに重要な影響を与え、生涯のほとんどをオーステンデで過ごした。アンソールの父は、イギリスとドイツで工学を学ぶが、アンソール自身は学術研究に興味はなく、15歳で退学し、地元の画家の元、美術を学び始めた。1877年に首都ブリュッセルの王立美術アカデミーに入学し、1880年に帰郷し、実家の屋根裏部屋にスタジオを持ち、孤独な制作を続けた。アンソールの初期の作品は、原色で独特な色使いによる室内の情景や静物画などを描いていた。アンソールの作品の特徴的なモチーフの仮面が現れたのは、1883年の「不真面目な仮面」からで、以降の作品中の登場人物は仮面をつけており、当時絵を見る人々を嘲笑しているように受け取られたが、彼の絵は引き続き展示され、徐々に受け入れられ、評価を得ていった。1895年の作品、「ランプの少年」はブリュッセルのベルギー王立美術館に譲渡され、ブリュッセルで初めて個展を開いた。1929年には男爵に命じられ、1933年にフランスのレジオン・ドヌール勲章を授与された。しかし、アンソールの作品のうち評価が高いものは1900年以前のもので、20世紀に入ってからの作品はあまり高く評価されなかった。1949年に病気のため死去。

  • 登録作品数17
  • 作品一覧