基本情報

エミール・ノルデ(1867年~1956年)は、ドイツの画家であり、本名はエミール・ハンセン。ノルデは出身地の地名である。ノルデは、木彫装飾師としてスタートし、カールスルーエの工芸学校で学んだ。1899年には、パリへ出たノルデはアカデミー・ジュリアンで学び始める。1906年に初の個展を開催したノルデの作品に、エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナーが感動し、ブリュッケのメンバーになるよう要請するが、元来人と群れることを嫌ったノルデは一年程籍を置いた後に脱退。独自の道を歩む。1921年以降、デンマークのシュレスビヒ地方の小さな農場に妻と移住し、作品を制作した。その後、ナチスの政策に共感したノルデは、1934年にはナチ党に入党した。ところが、1937年、ノルデの作品は「退廃芸術」とされ、1052点の作品が美術館から押収され、5000点もの作品と共に燃やされ、絵画の制作自体もナチスから禁止されてしまう。特にキリストを題材にした作品が非難を浴びてしまった。そこでノルデは、匂いのする油性絵の具の使用をやめ、すぐに隠せる小さなサイズの水彩画を描き始めた。水彩用紙には和紙が使われた。ナチス崩壊後は、水彩画を油絵に描き直して制作活動を続け、1956年89歳でこの世を去った。

  • 登録作品数8
  • 作品一覧