基本情報

ヒエロニムス・ボス(1450年頃~1516年8月9日)はルネサンス期ネーデルランドの画家。本名はイェルーン・ファン・アーケン。初期フランドル派の代表的画家の一人として広く知られている。作品には聖書に基づく寓話や概念を幻想的に表現したものが多い。

ボスの生涯は記録があまり残されておらず、ほとんどが不明である。ヘルトヘンボスの街に生まれ、一生の大半をそこで過ごした。彼の悲観的で怪異な画風は16世紀の北方ルネサンス芸術に多大な影響を与えた。

今日、ボスは人間の欲望と恐怖に対する深い洞察力をもった非常に個性的な画家として認められている。現在、わずか約25点の油絵と8点のデッサン画が彼自身の手による作品として残されているのみである。その他の約6点の油絵は彼の工房で創作されたものと見られている。彼の傑作のいくつかは代表作「快楽の園」を含むトリプティク(三連祭壇画)である。「快楽の園」の向かって左のパネルには神がアダムにイブを娶らせている「エデンの園」、右のパネルには「地獄」、中央のパネルには「現世」が描かれ、いくつかの解釈が試みられている。中央のパネルには、怪異な動物や大きすぎる果物、異様な石などと共に多くの裸の男女が無心に自己陶酔的な快楽に耽る様が描かれている。

スペインのプラド美術館には《快楽の園》をはじめ、《東三博士の礼拝》や《乾燥車》などの作品が所蔵されている。

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