基本情報

アンドレア・デル・カスターニョ(1451頃-1457年8月19日)は、フィレンツェ出身のイタリアの画家である。彼は、モンテ・ファルテロナ近郊の村、カスターニョで誕生し、ペストにより病没し、サンタ・マリア・ヌオーヴァに葬られた。彼は、トマソ・マサッチョとジョット・ディ・ボンドーネに影響を受け、後にはコズメ・トゥーラ、フランチェスコ・デル・コッサ、エルコレ・デ・ロベルティらフェラーラ派に影響を与えた。アンドレアの代表的な作品には、フィレンツェのサンタ・ポッローニアのフレスコ画、フィレンツェ大聖堂の《ニコロ・ダ・トレンティーノの騎馬像》(1456)、《最後の晩餐》(1447-1450)などがある。アンドレアは、ベルナデット・デ・メディチの庇護を受け、またメディチ家のギルドの一員でもあったことから、ジュリアーノ・デ・メディチの殺害を企てたパッツィ家やその一族郎党を足から吊るした場面をポデスタ宮殿の正面に描いた。このため、彼はアンドレア・デッリ・インピッカーティ(「逆吊るしのアンドレア」)とも呼ばれることになった。なお、イタリア・ルネッサンスの芸術家で伝記作家のジョルジオ・ヴァザーリは、『ルネサンス画人伝』の中で、アンドレアがドメニコ・ヴェネツィアーノを激しい嫉妬から殺害したと伝えている。しかし、古文書によれば、彼がペストで病没してから4年後の1461年に、ヴェネツィアーノが亡くなっていることから、この逸話は真実ではない。ヴァザーリは他の殺人事件と混同して伝えたのあろうと推測されている。

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