基本情報

デジデーリオ・ダ・セッティニャーノ(1429〜1464年)は、ルネサンス期に活躍したイタリアの大理石彫刻家である。フィレンツェ東北部山腹にある集落セッティニャーノ出身。代々石彫り工の家に生まれる。同郷に、著名な彫刻家ベルナルドとアントニオ兄弟 、バルトロメオがいる。また、同地はミケランジェロが若かりし頃暮らした場所でもある。ミケランジェロが暮らしたのは家は、現在はヴィラ・ミケランジェロと呼ばれ、かつて彼の父親が切り盛りする大理石採石場であった。セッティニャーノは同郷の彫刻家ベルナルドとアントニオ兄弟の元で修行したが、彼の作風、とりわけ浅浮き彫り技法を特徴とする部分には、彫刻家ドナテロ(1386 – 1466年)の影響を色濃く受けたことが顕著に表れている。1453年、フィレンツェ石彫り工組合Arte dei Maestri di Pietra e Legnameへの入会から間も無く、カトリック教会で最も重要な教会のひとつであるサンタ・クローチェ聖堂に付属するパッツィ家礼拝堂前面部の装飾である天使の胸像製作という大役を委任され、その才能は早くから認められていた。

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