基本情報

アーニョロ・ブロンズィーノ(1503年~1572年)本名アーニョロ・ディ・コジモはフィレンツェのマニエリスム期の画家である。愛称である『ブロンズィーノ』は彼の浅黒い肌からそう呼ばれるようになった。

フィレンツェで生涯を過ごし、30代後半からはトスカーナのメディチ家のフィレンツェ公コジモ1世の宮廷画家として忙しい毎日を過ごした。ブロンズィーノは主に肖像画家として働いていたが、宗教画もまた多く描き、その中には恐らくブロンズィーノの最も有名な作品である、現在はロンドンのナショナル・ギャラリーに所蔵されている『愛の勝利の寓意』(1544-5年)も含まれる。またブロンズィーノは、外交上の贈り物としての肖像画の模写に関してのパイオニア的存在でもあった。

フィレンツェ芸術家のマニエスリム期の第1世代であるポントルモの元で修行をおこない、ブロンズィーノの様式はポントルモの影響を強く受けていることがわかるが、上品でやや細長い人物画はいつも穏やかでややよそよそしく、師のような人の心を揺り動かすような力強さや感情はやや欠けていた。ブロンズィーノの評判は、19世紀と20世紀初期における一般的な流行とは相反したため表立つことはなかったが、近年数十年においてブロンズィーノの芸術は高く評価されている。

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