基本情報

ハンス・ホルバイン(1497年頃~1543年)は北方ルネサンス様式のドイツ人芸術家および版画家であり、また16世紀においての最も素晴らしい肖像画家の一人としても知られている。ホルバインはまた宗教的芸術、風刺作品、宗教改革宣伝作品等を制作し、書籍の装丁においてはその後の歴史に大きく貢献することとなった。ホルバインは後期ゴシック様式の同名の芸術家ハンス・ホルバイン(父)と区別するために‘The Younger’と呼ばれている。

南ドイツのアウグスブルクに生まれ、ホルバインは主に若手芸術家としてバーゼルで働いていた。初期は壁画や宗教画の制作およびステンドグラスのデザインなどをおこない、時には肖像画も描いた。ホルバインの後期ゴシック様式はイタリア、フランス、オランダの芸術傾向やルネサンス人文主義から招来しており、それらにホルバインの美的な感覚を取り入れて作品を描いた。1515年から1525年までのバーゼルでの10年間は、時には独創性に欠けたとしても非常に多彩な作品を残した時期であり、イタリア北部(1517年頃)とフランス(1524年)への旅行は、宗教的主題の絵画や肖像画に大きく影響を与えたことは間違いないであろうと言われている。

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