基本情報

ジエンティーレ・ベッリーニ(1429年頃~1507年)はイタリア人の画家である。ジエンティーレはヴェネツィアの有数の画家一家の一員であり、少なくとも初期の頃の作品はジエンティーレの弟にあたるジョヴァンニ・ベッリーニよりも高く評価されていたが、現代の美術史においてはジョヴァンニの方が高く評価されている。

1474年よりヴェネツィアのドージェ(イタリア語で国家元首、総督、統領の意)専属の肖像画家として活動していたが、肖像画以外にもヴェネツィアのスクオーラ・グランデのために描いた『聖十字架』を代表とする、多くの人物が描かれている群像絵画にも取り組んでいた。ジエンティーレの作品は『聖十字架』のように、現代においても公共の建物に残されているものが多い。

1479年にオスマン帝国のスルタン・メフメド2世が芸術家を送ってくることを要求した際に、ジエンティーレはベネツィア政府によってコンスタンティノプール(イスタンブール)へと出向き肖像画を描いたが、翌年には帰還している。その後ジエンティーレは西洋絵画におけるオリエンタリズムの創始者の一人となり、また作品のうちの1つであるスルタンの肖像画は絵画や版画にもコピーされ、ヨーロッパ全土においても知られることとなった。

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