基本情報

パオロ・ヴェロネーゼ(1528-1588年)はヴェニスを拠点として活躍していたイタリアルネッサンス期の芸術家であり、『カナの婚礼』(1563年)や『レビ家の饗宴』(1573年)を代表とする大判の宗教・神話に基づいた歴史画でよく知られている。ヴェロネーゼはティツィアーノ、ティントレットと並び「16世紀のヴェネツィア絵画を代表する3人」のうちの1人であった。色彩主義者として知られ、初期マニエリスム様式を発展させた後は、ティツィアーノの影響を受けた自然主義様式を発展させた。

ヴェロネーゼの最も有名な作品はドラマチックで色とりどりな、また壮大で華美な豪邸や建物がたくさん描かれた物語調の絵画である。ヴェネツィアとヴェローナの修道院の為に描かれた、たくさんの人々が登場する聖書に関する饗宴の大判の絵画は中でも特に有名であり、またヴェロネーゼはヴェネツィアの天井画家としても第一線で活躍していた。

作品のほとんどはその現場に残っているか、少なくともヴェネツィアには存在しているが、美術館で所蔵されているヴェロネーゼの絵画はそのほとんどが肖像画などの小さめの絵画であり、ヴェロネーゼの典型ともいえる大判の絵画などを見ることは難しくなっている。

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