基本情報

アンドレア・デル・サルト(14861530年)はフィレンツェ出身のイタリア人芸術家であり、ルネッサンス盛期からマニエリスム初期にかけて活躍した。 ”senza errori”(イタリア語で『間違いなし』の意)である芸術家として生涯を通し高く評価されていたが、サルトの名声は彼の死後その当時活躍していたレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエルによって影を落とした。

15世紀の伝統的な画法を基盤に、レオナルド・ダ・ヴィンチのスフマート(色彩の透明な総を上塗りする絵画の技法)、ラファエルの構成調和を織り交ぜたサルトの画法は、16世紀においての典型的な画法であった。

サルトの最も有名な作品は、フィレンツェにあるスカルツォの回廊の洗礼者聖ヨハネの生涯を描いた一連のフレスコ画である。1511年頃に着手し始めたこの作品は1526年に完成し、アシスタントには頼らずサルト自身の手でそのほぼ全てを描き上げたため、聖ヨハネの生涯だけではなくサルト自身の芸術家としての生涯も同時に描かれている自伝のような絵画として認識されている。

また代表作の1つでもある《アルピエと聖母》は、台座に座る聖母マリアと子どもの両端に2人の聖徒、そして足元には2人の智天使が描かれており、現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている。

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