基本情報

サンドロ・ボッティチェリ(1445-1510年)はイタリア人のルネッサンス初期における最も優れた芸術家のうちの1人である。今日に至るまでに最もよく知られている神話的な絵画のほかにも、幅広い宗教的な絵画や肖像画を描いた。ボッティチェリの最も有名な作品は『ヴィーナスの誕生』と『プリマヴェーラ』であり、2枚とも現在はフィレンツェのウフィツィ美術館に貯蔵されている。

ボッティチェリは生涯のほとんどをフィレンツェで過ごし、他の土地で過ごしたのは1474年のピサにて絵画を描いた数か月と、1481年から82年にかけてローマのシスティーナ礼拝堂で過ごした1年だけであった。ボッティチェリの描いた絵画の中でたった1枚だけ日付が記載されているものがあるが、その他の絵画も他の記録から正確な日付をつけることができ、ボッティチェリの描く絵画の表現方法の変遷なども伺うことができる。

1490年代までにボッティチェリの絵画はより独創的で型にはまったものとなり、新しい世代の芸術家たちが描く表現方向とは正反対の独自の道を進み、ルネッサンス様式が最盛期を迎える頃にはボッティチェリの絵画はゴシック様式へと戻っていた。ボッティチェリの死後、19世紀後半まで彼の名はこの世から忘れ去られていた。

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