基本情報

ディエゴ・ベラスケス(1599年6月6日(洗礼日)~1660年8月6日)はスペイン人画家。国王フェリペ4世の宮廷における最高の画家であり、スペインの黄金時代を築いた重要な画家の一人である。歴史的、文化的に重要な場面のほか、スペイン王家、ヨーロッパの著名人や庶民の肖像画を数多く描き、最後にそれらは「ラス・メニーナス(1656年)」という傑作の誕生へと結実した。

彼はこれまでの肖像画や場面描写に見られる堅苦しい制約に捉われていない。写実主義の先駆者としての自然主義的な彼の個性はロマン主義よりもオーセンティックを好み、伝統や歴史を重んじる当時の他の画家たちとは一線を画していた。人間や人間の営みに対する強い愛情を心の奥底に秘め、極めて個性的な印象深い一連の作品を制作した。初期の修業時代には「卵を料理する老婆と少年(1618年)」を代表作とするボデゴン(厨房画)を描いている。1624年、ベラスケスは招聘を受け宮廷画家となるためにマドリードに移り、残りの生涯をこの地で過ごした。1628年には「バッカスの勝利」を制作。

2度イタリアを訪れるが、1度目のイタリアから帰国後の1634年から35年にかけて「ブレダの開城」を、2度目のイタリア旅行中には、教皇インノケンティウス10世の肖像画や「鏡のヴィーナス」を描いている。帰国後も宮廷画家として、1656年には「ラス・メニーナス」、1659年には「マルガリータ王女」などの傑作を完成させた。

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