基本情報

フィリッポ・リッピ(1406年頃-1469年)はリッポ・リッピとも呼ばれる15世紀のイタリア芸術で活躍したイタリア人画家である。リッピは1406年にフィレンツェで肉屋のトンマーゾとその妻の間に生まれるが、リッピがまだ幼い頃に両親共に他界している。

ルネッサンス期の芸術史家であるジョルジョ・ヴァザーリは、リッピが画家になることを志したきっかけは、カルマイン教会で絵画を描くマサッチオを見てだったといい、リッピの初期の作品、特に『タルクイニアの聖母』(ローマ・国立古典絵画館)はマサッチオの影響を強く受けていることがわかる。ヴァザーリはリッピについて『勉強する代わりに、全ての時間を絵を描くことに費やしていた』と語っている。

1452年から1465年にかけて描かれたプラート大聖堂のフレスコ画は、対になった2枚の壁の間で向き合う聖ヨハネと聖ステファンが描かれており、その絵画はリッピの最も重要な絵画であるとされている。特にサロメの踊りを踊っている人物は、サンドロ・ボッティチェリの後期に描かれた絵画と密接に関係していると言われている。

リッピはその後1469年に、スポレート大聖堂で聖母マリアの生涯のフレスコ画を描いている途中、その完成を見ずに死去した。

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