基本情報

アンリ・ルソー(1844年5月21日~1910年9月2日)はフランスのポスト印象派の画家である。緑豊かなジャングルの絵画を描いたことで知られている。彼の作品《夢》(1910年)では、形、構図、色に細心の注意が払われ、幻想的な要素を融合させている。ルソーは、グリーン、赤、豊かな黒といった色調を使用し、内部から光を発するような表現を作り出した。
ルソーは1844年にフランスのラヴァルで生まれた。絵画制作に専念するようになったのは税関職員を退職した後の五十代からである。彼は独学で、記憶と観察により自宅で絵を描いた。彼の最初の展示作品の1つである《熱帯嵐のなかのトラ》(1891年)は、無審査のアンデパンダン展にて鑑賞者や批評家に衝撃を与えた。この作品は、表現の語彙内で作用しながら、遠近法のルールと幻想空間を排除している。ルソーの様式と神秘的主題の直接的な応用は、ワシリー・カンディンスキー、パブロ・ピカソ、フアン・グリス、マックス・ベックマンといった前衛派の画家たちに大きな影響を与えた。ルソーは1910年9月2日、パリで死亡した。ルソーの作品は現在、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、ニューヨーク近代美術館、パリのオルセー美術館、ロンドン・ナショナルギャラリーなどに所蔵されている。

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