基本情報

ティントレット(1518-1594年)はイタリア人芸術家であり、またカンブレー同盟戦争(1508年~1519年)の際に帝国軍に対しパドヴァの門を固く守った父親の息子として、若かりし頃は『ヤコポ・ロブスティ』という名としてもよく知られていた。

ティントレットの絵画の描く速さと、他に例を見ない筆使いの大胆さは、その時代に賞賛されると同時に批判も受けてきた。ティンテレットはティツィアーノの影響を強く受けており、ティツィアーノの鮮やかな色彩とミケランジェロの力強い人物画法を組み合わせたマニエリスム様式の絵画を描いた。その驚くべきエネルギーに満ちた絵画は、筋肉質で動きのある人物画と大胆な遠近画法が特徴的であり、そのためティントレットは『フリオーソ(Furioso=イタリア語で“熱狂的な”“激しい”の意)』と呼ばれることもしばしばあった。

ティントレットはその生涯のほとんどをヴェネツィアで過ごし、1580年に一度だけヴェネツィアの街の外であるマントアに訪れた記録が残されている。ティツィアーノの死後、ヴェロネーゼと一緒になったティントレットは大きな工房をまとめ上げ、街でも他の芸術家たちを率いる画家のうちの1人となった。

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