基本情報

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(1774年9月5日~1840年5月7日)は、19世紀ドイツのロマン派の風景画家であり、一般にこの世代における最も重要なドイツ人画家とみなされている。寓意的な風景画を描いたことで最もよく知られている。彼の作品で典型的なものとしては、夜空、朝霧、朽ち木、ゴシック様式の建築物、巨石の遺跡などを背景に、瞑想的な人物が描かれているものである。画家としての彼の一番の関心は自然を見つめることであり、彼のしばしば象徴的で反古典的な作品は、自然の中に主観的かつ感情的な反応を描き出そうとしている。フリードリヒの絵画は、広大な景観の中における小さな人間の存在を特徴としていた。
フリードリヒは当時スウェーデンの一部であったポメラニアで生まれた。彼はグライフスヴァルト大学とコペンハーゲンアカデミーで学んだ。その後はドレスデンに定住し、ロマン派の学者や詩人のサークルに参加していた。彼は頻繁に故郷を訪れ、ドイツを旅した。
フリードリヒは油彩画の前に、風景の素描とセピア画において評判を得た。1808年から1812年にかけて、《山上の十字架》(ノイエ・マイスター絵画館蔵)のような大規模な作品を展示した。彼は1810年にベルリン・アカデミー、1816年にドレスデン・アカデミーの会員となり、1824年にはドレスデン・アカデミーの風景画准教授に任命された。晩年期は病気に悩まされ、1835年に脳卒中で倒れた後は、ほとんど絵画制作をしなかった。

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