基本情報

イヴ・タンギー(1900年1月5日~1955年1月15日)はフランスのシュールレアリスム画家。ブルトン人の両親のもとパリで生まれた。1918年入隊しジャック・プレヴェールと出会った。1922年に兵役を終えるとパリに戻り様々な職に就いた。たまたま目にしたジョルジョ・デ・キリコの絵に深く感動し、正規に絵の教育を受けたことはなかったものの画家になる決心をした。プレヴェールに紹介されシュールレアリスムの画家たちと知り合った。この頃からタンギーは独自の作風を確立し始め、1927年パリで最初の個展を開いた。1938年にはイギリスで回顧展を開いたがこれは大成功を収め、生涯初めて裕福な時を味わった。彼は第二次世界大戦の勃発と共に兵役を嫌い二番目の妻ケイ・セージの故郷であるニューヨークに渡った。終戦間近になって二人はコネティカット州ウッドベリィに移り余生をそこで過ごした。1948年彼はアメリカ国籍を取得した。タンギーの作品は独特であり、すぐにそれとわかる非具象主義的シュールレアリスム様式である。広大な、抽象的風景が限られた色彩で描かれ、ところどころに対照的な色のアクセントがちらっと施されている。こうした異質な光景には、ある時はガラスの破片のように角ばって鋭く、ある時は巨大なアメーバが突然石と化してしまったような奇妙に有機的な外観の様々な抽象的形状の静物が点在している。彼は1930年代のシュールレアリスム派の若い画家たち、ロベルト・マッタ、ウォルフガング・パーレン、エステバン・フランシスなどに大きな影響を与えた。

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