作品概要

エウロペの略奪》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1732年から1735年で、ウォレス・コレクションに所蔵されている。

詳細な画像を見る

エウロペは、ギリシャ神話に登場するフェニキア王の娘である。美しいエウロペに一目惚れしたゼウスは、牡牛の姿に変身し、花を摘むエウロペの前に現れる。エウロペは牡牛の美しい姿に魅了され、その背中に上る。その途端牡牛は走り出し、海を越えてクレタ島へとエウロペを連れ去った。このとき牡牛が走った土地をエウロペにちなみヨーロッパと呼ぶようになった。

ブーシェの描く神話の場面は、このエピソードの美しい側面のみに注目し、略奪という暴力性の描写を避けている。

この作品は、同じくブーシェによる《ニンフたちに幼いバッカスを託すメルクリウス》(ウォレス・コレクション蔵)の対となる作品である。これらを含む絵画のシリーズは、弁護士フランソワ・デルベのために1731年から1735年頃にかけ無料で制作された。一連の作品には、《ヴィーナスとウルカヌス》(ルーヴル美術館蔵)、《アウロラとケファロス》(ナンシー美術館蔵)などが含まれていた。これらの作品は、デルベの自宅のビリヤード室及び階段室に飾られた。

ブーシェは、絵画の勉強の為に1728年頃から1731年までイタリアに滞在していた。帰国間もない時期であった作品制作当時、ブーシェは名声やパトロンを得ようとしていた。結果的に、これらの作品は当時の人々に強い印象を残すことに成功し、ブーシェは18世紀のパリ有数の若手歴史画家の一人として名声を確立することとなった。

この作品から読み取れるヴェネチア絵画に関する正確な知識、熟練した構成や風景などは、ブーシェが学んだ新しい技術の集大成と言える。

家にある絵画、高額で売りませんか?

フランソワ・ブーシェと思われる作品など、もし家に絵画や骨董品がある場合、こたろうで無料査定してみませんか?日本全国で出張買取可能、高額査定、現金支払いなど、メールや電話で気軽に査定することが出来ます。

骨董品・古美術品・絵画を無料査定
作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名エウロペの略奪
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1732年 - 1735年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ウォレス・コレクション (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ231cm
  • 横幅274cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • エウロペの略奪の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。