作品概要

聖アンデレの肖像画》は、画家のマサッチオによって制作された作品。制作年は1426年で、J・ポール・ゲティ美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

『聖アンデレの肖像画』はルネッサンス期のイタリア人画家であるマサッチオが1426年頃にて描き終わったと言い伝えられているパネル画作品である。この作品は現存するマサッチオの幾つかの作品と同様に、元々はイタリアのピサ地方にあるサンタ・マリア・デル・カルミネ教会の為に作成した祭壇画の一部であった。現在、この肖像画はアメリカのロサンゼルスに所在するJ・ポール・ゲティ美術館にて所蔵されている。

『聖アンデレの肖像画』も元々はサンタ・マリア・デル・カルミネ教会にあった祭壇画の一部であり、祭壇画が分割される前はもう一枚の肖像画である『聖パウロの肖像画』の下にて飾られていた。また、この肖像画も聖パウロを描いたと物と同じく、聖アンデレの腰より上の部分のみ描いている。聖アンデレは色鮮やかに塗られた緑色のマントを身に着けながら、両手にはそれぞれ大きな十字架と一冊の本を抱えている。その手に抱えている大きな十字架は彼が後ほど、十字架によって殉教する事を意味している。

また、聖アンデレの顔に生えた長いグレー色の髭は古代の哲学者を連想させ、安定した視線は遠くを見つめている。まだ祭壇画が分割されていなかった頃、彼の遠い視線の先にあるのはもう一枚の絵であった。その絵は、祭壇画の中央に飾られていた、現在は国立カポディモンテ美術館にて所蔵されている『キリスト磔刑』である。つまり、聖アンデレの見つめる先はキリストの殉教であり、彼の視線はどこか悲しげな物であるとも捉えられる。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家マサッチオ
  • 作品名聖アンデレの肖像画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1426年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵J・ポール・ゲティ美術館 (アメリカ)
  • 種類パネル画
  • 高さ32cm
  • 横幅52cm
  • 更新日
  • 投稿日
  • 編集者
  • 聖アンデレの肖像画の感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。