作品概要

水浴のディアナ》は、画家のフランソワ・ブーシェによって制作された作品。制作年は1742年から1742年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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数々の作品に影響

ルーヴル美術館に所蔵されているこの作品は、フランソワ・ブーシェによるロココ絵画の特徴的な作品の一つである。1742年にサロンに出展されたものの、当時の批評家には受け入れられず、数日間展示されただけで外されてしまった。

だが、後にこの作品に触れた印象派の画家オーギュスト・ルノワールは、これを愛して高く評価した。また、エドゥアール・マネによる《草上の昼食》の裸婦は、本作に影響を受けている。

主題

描かれているのは、ローマ神話に登場する月と狩猟の女神、ディアナである。処女神であり、侍女のニンフにも純潔を守らせていたことでも知られている。三日月のアクセサリー、狩猟に使われた弓矢、獲物などがディアナを示すアトリビュートとして描かれている。狩猟を終え、水浴をするために衣服を脱いだ女神の、麗しい裸体が印象的な作品である。

ブーシェは、同時代の画家の誰よりも女性の美しい裸体を描くことを好んだ。この作品でブーシェが描いた女神の手や足首の優雅さ、輝かんばかりの透明感のある肌の美しさは特筆に値する。ピンクや真珠貝色、青色の繊細な組み合わせ、曲線的で優美な輪郭はブーシェ作品の典型的な特徴でもある。

作品の表面は無傷であり、そこに塗られた人工的染料を含まないワニスは、作品をわずかに輝かせている。優美な線、清らかな質感、官能的な色彩といった魅力すべてが調和しており、発表当時は評価されなかったが、今日においては間違いなくブーシェ作品の傑作の一つであると言えるだろう。

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基本情報・編集情報

  • 画家フランソワ・ブーシェ
  • 作品名水浴のディアナ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1742年 - 1742年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ57cm
  • 横幅73cm
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