作品概要

聖母と子供と本》は、画家のヤコポ・ダ・ポントルモによって制作された作品。制作年は1540年から1545年で、バッキンガム宮殿に所蔵されている。

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マニエリスム第一世代を代表するイタリア画家ポントルモは、フィレンツェから西に35kmほど行ったエンポリという街のポントルメ(Pontorme)という地区の出身であり、ミケランジェロやデューラー、ボッティチェリなどの作品から影響を受けた。

図像

聖母は、謙遜の女神であるかのように、地面に座っている。子供のキリストが嬉しそうに見上げ、彼女は本を片手で抑えている。背後にあるジョセフは、幼い少年(おそらく洗礼者ヨハネか、想像上のキリストの息子)が持つ容器からいくつかのさくらんぼ(天国の実り、天を象徴する)を食べようとしている。したがって、奥にいる本を持つ女性は、聖エリザベス、ジョンの母親、または聖アン(聖母の母親)である可能性がある。

この絵は、「本とマドンナ」とも呼ばれているが、ポントルモの最も成功した絵であり、この時代のフィレンツェで最もコピーされた絵画である。

影響

座っている聖母と振り向くキリストは、ミケランジェロの《ドニ・トンド》(フィレンツェウフィツィー)を思い出させる。聖母の笑顔と交差させた脚は、レオナルド・ダ・ヴィンチの《聖アンナと聖母子》(ルーヴル美術館、パリ)に見ることがでる。フィレンツェでポントルモがダヴィンチのそれを見ていた可能性がある。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヤコポ・ダ・ポントルモ
  • 作品名聖母と子供と本
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1540年 - 1545年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵バッキンガム宮殿 (イギリス)
  • 種類油絵
  • 高さ120cm
  • 横幅102cm
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