作品概要

辻音楽師の喧嘩》は、画家のジョルジュ・ド・ラ・トゥールによって制作された作品。制作年は1625年から1630年で、J・ポール・ゲティ美術館に所蔵されている。

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『辻音楽師の喧嘩』は、フランスの画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥールによって、おそらく1625年から1630年頃にかけて描かれた絵画である。画家の比較的初期作であると言える。アメリカ・ロサンゼルスにあるJ・ポール・ゲティ美術館に所蔵されている。

二人の辻音楽師が喧嘩をしている場面が描かれている。左の男は、ハーディガーディ(リュートのような楽器。10世紀から14世紀には好まれたが、その後はこじきの楽器として卑しめられた)を肩にかけており、ナイフと楽器のクランクで自分を守っている。中央の男は、オーボエの前身であるショームをハーディガーディ奏者にぶつけ、相手が本当に盲人であるかどうかを確かめるためにレモンを絞り、目にかけようとしている。

どうもハーディガーディ奏者は盲人を装っている、あるいはショーム奏者にそうした疑いをかけられているようである。

右側の二人の音楽師は他人事とばかりに笑っており、同業者の喧嘩を楽しんでいるようですらある。一番左側にいる老女はほうきの柄のようなものを握りながら明らかにうろたえており、喧嘩をやめてもらいたいと訴えるような仕草をしている。

人々は狭い空間にぎゅっと押し込められており、描き出された動的で緊迫した空気は、鑑賞者がその場にいるかのような臨場性を与えることに成功している。細部の表現がすばらしく、人々の肌はもちろん、歯、衣服、髪の毛に至るまでが正確に観察されたうえで、現実的に描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
  • 作品名辻音楽師の喧嘩
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1625年 - 1630年
  • 製作国不明
  • 所蔵J・ポール・ゲティ美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ94cm
  • 横幅140cm
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