作品概要

ツール・ド・ラン》は、画家のロベール・ドローネーによって描かれた作品。制作年は?。

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キュビズムとの出会い

ブラックとピカソのキュビズムを目にしたドローネーは、その灰色を基調とした構造と蜘蛛の巣のような形態に驚愕した。彼らに対してドローネーが見せたのは、鮮やかで繊細な色彩でシルバーの骨格に肉付けをするという反応だった。その反応は、街の上にそびえたつ14世紀のゴシック様式の教会を描いたこの作品にも見られる。光の移ろいを菱形で表す画家の工夫により、見る者は視点を固定することができない。

オルフィスムへ

画家が本作を完成させてから1年もしないうちに、彼の作風はどんどん抽象的になり、平面的なフォルムを連結させ万華鏡のように変化させる構造を用いるようになっていった。その作風は「オルフィスム(※)」と呼ばれた。彼は、ギリシア神話のオルフェウス竪琴の音が古代の神々を魅了したように、色彩のリズムを特徴とする「純粋絵画」こそ、他人の意識に深遠な影響を及ぼすと信じたのであった。

※オルフィスム
ジャック・ヴィヨンが創始したフランスの抽象主義絵画の動向で、鮮やかな色を使うのが特徴。この言葉を初めて使ったのは詩人のギヨーム・アポネールで、1912年にドローネーの絵を評した際にギリシア神話に登場する吟遊詩人オルフェウスになぞらえた。オルフェウスの画家たちは、キュビズムに叙情的な要素を取り入れた。短命に終わったがクレー、マルク、マッケなどは、皆この動向の影響を受けている。

基本情報・編集情報

  • 画家ロベール・ドローネー
  • 作品名ツール・ド・ラン
  • 制作年不明-不明
  • 製作国不明
  • 所蔵不明
  • 種類不明
  • 高さ不明
  • 横幅不明
  • 更新日
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