作品概要

受胎告知》は、画家のティツィアーノ・ヴェチェッリオによって制作された作品。制作年は1559年から1564年で、サン・サルヴァドール教会に所蔵されている。

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『受胎告知』はイタリアルネッサンスの巨匠ティッツアーノの作で、1559年から1564年の間に制作された。これは彼が命じられて制作して以来、ヴェネチアのサン・サルヴァドール教会に残されている。

もともとはダナ家が自分たちの教会にある礼拝堂のために3つの絵画を依頼していたものだが、現在では3つのうち『受胎告知』を含む2つのみが教会に残存している。

構図

本作品は聖母マリアが神の子を身ごもることを託宣されている様子を描いている。下の二人の人物は聖母マリアとガブリエルで、マリアは天使からの視線を受け衝撃を受けているように描かれている。

この表現は光を操るといわれたティッツアーノ表現の特色であり、天の光が雲の切れ間から流れ込み受胎告知の場を照らすように描かれている。

特徴

ティッツアーノ作品は最終的には非物体化から物体への変化を扱っており、キリスト顕現のテーマとなっている。雲の間から降り注ぐ光を背にしたハトというイメージがあり、これがマリアから生まれる神の顕現を表現している。

この構図はヴェネチアで別に依頼された他の構図で受胎告知の逸話を描いた作品とは異なる。

実際の教会と同じ赤と白のタイルや並び立つ円柱は絵画の中でも描かれているが、これらの特徴は主に絵画と現実における空間の一体化を思わせ、ただ彼がヴェネチアをそのまま描いたわけではない。圧倒的な大きさの天使はマリアと比較され、より表現に富んだ筆の一筆一筆が顕現のテーマを見せる。

ティッツアーノの肉感的なマリアの描写法はより愛に満ちている。マリアの肉付きをより明白にすることはキリストがマリアから生まれたことを強調する。

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基本情報・編集情報

  • 画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
  • 作品名受胎告知
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1559年 - 1564年
  • 製作国不明
  • 所蔵サン・サルヴァドール教会 (イタリア)
  • 種類油彩・キャンバス
  • 高さ403cm
  • 横幅235cm
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