作品概要

ダナエ》は、画家のティツィアーノ・ヴェチェッリオによって制作された作品。制作年は1544年から1560年で、カポディモンテ美術館、他に所蔵されている。

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《ダナエ》または《ダナエと黄金の雫》は、ヴェネツィア派の画家、ティッツアーノが1544年から1560年代の間、同じ構成で少なくとも6シリーズで描いた作品群である。

神話

背景は、ローマの詩人オーヴィッドとイタリアの詩人ボッカチオによる、神話上のプリンセス・ダナエが元となっている。

ダナエは、彼女の初子が彼女の父親を殺すという予言のために塔に隔離された。その予言にもかかわらず彼女は、黄金の雫に身を変えたオリュンポスの神であるゼウス(またはローマ神話の最高神ユーピテル)に誘惑され身ごもった。

異なるバージョンにおける特徴

ティッツアーノとその工房は、程度が異なる作品を6バージョン制作した。残っている主要な作品は、ナポリ、ロンドン、マドリッド、ウィーン、シカゴ、サンクトペテルブルクに保管してある。足を半分開き、官能的なダナエの姿はほとんど変わりなく、おそらスタジオで跡をなぞらえている。

彼女のベッドと手は一定で、他の要素はかなり違っている。現在ナポリにある最初のバージョンは1544年から1546年の間に描かれ、老女が黄金の雨を拾い上げようとしている作品よりも、右側に天使がいるこのバージョンがたったひとつの唯一のものである。老女の格好は、エミルタージュ美術館にあるバージョンがプラド美術館にあるバージョンと続いていても、それぞれの作品ごとに姿形が違っている。プラド美術館とシカゴ美術館にある、子犬がダナエのそばにいるバージョンに老女はいない。

影響

ティッツアーノのこの作品群は、レンブラントやダイク、クリムトなどダナエシリーズを創作した多くのアーティストに影響を与えている。ジョルジオ・ヴァザーリはミケランジェロとティッツアーノの工房を訪れオリジナルの作品の工程を見たことを語る。

ミケランジェロは、ティッツアーノのマドリッドの作品の色使いを賞賛していたが、後に私的でティッツアーノのデッサンを批判していた。

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基本情報・編集情報

  • 画家ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
  • 作品名ダナエ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1544年 - 1560年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵カポディモンテ美術館、他 (多数)
  • 種類油彩
  • 高さ不明
  • 横幅不明
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