作品概要

サウルの改宗》は、画家のミケランジェロ・ブオナローティによって制作された作品。制作年は1542年から1545年で、パオリーナ礼拝堂に所蔵されている。

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《サウルの改宗》(または《サウルの回心》)は、イタリア・ルネッサンスの巨匠ミケランジェロ・ブオナローティによって、1542年から1545年にかけて描かれたフレスコ画である。

概要

《サウルの改宗》は、バチカン市国にあるバチカン宮殿内のパオリーナ礼拝堂に所蔵されている。その作風は、以前のシスティーナ礼拝堂のフレスコ画より癖があり、また当時の人々に受け入れられなかった。彼が次に完成させたフレスコ画は、《聖ペテロの殉教》である。

『サウル(聖パウロ)の改宗』は、聖パウロのテーマとして広く表現され、もっともよく知られている。 パウロは、キリスト教徒を逮捕する許可をユダヤ教会から得るため向かったダマスカスへの道の途中で、天からの突然の光によって目がくらみ、地面にたたきつけられた。はっきりと「サウル、サウルなぜわたしを迫害するのか」と言う神の声を、パウロの付き人もまた聞いた。その声は、彼が何をすべきか話した。彼らは、町までパウロを導いた。パウロは、まるで馬から投げ出されかのように、地面へ横たわり、畏怖に満ち、気絶して伏していた。

表現

パウロは、ローマの装甲を身に着けていた。キリストは、3人の天使と共に、天に姿を現している。パウルの付き人は、パウロを助けるため走り、馬を後ろで操縦しようとした。このミケランジェロのフレスコ画では、老齢の巨匠の大胆な妙技が証され、レンブラントを予感させる光と闇によって大いなる深い感情が表現されている。

焦線が絵画を横切り、その線は、作品の意味合いをひと目で明らかにしている。線は、降下するキリストの姿と光の筋に沿って、左上から対角線的に流れている。光の線は、落ちたサウルにかがむ楕円形の体と、指を伸ばす姿に続いている。サウルの頭と、馬の頭の上のハイライトは、シンボリックな意味を持ち、落馬した男の薄暗い意識は、普遍的な意識であり、優美な稲妻に触れ、彼は動物的麻痺を失い、本当の知識を得たのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ミケランジェロ・ブオナローティ
  • 作品名サウルの改宗
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1542年 - 1545年
  • 製作国不明
  • 所蔵パオリーナ礼拝堂 (バチカン市国)
  • 種類フレスコ画
  • 高さ625cm
  • 横幅661cm
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