作品概要

キリストの埋葬》は、画家のミケランジェロ・ブオナローティによって制作された作品。制作年は1500年から1501年で、ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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《キリストの埋葬》は、イエスの遺体を庭の墓に埋めようとしている絵で、1500年から1501年あたりにミケランジェロ・ブオナローティによって製作された未完の作品である。作品はロンドンのナショナル・ギャラリーで保管されており、ローマ在住のスコットランド人で写真家の、ロバート・マクファーソン氏から買い取った。

逸話

ミケランジェロによる初期の作品であろうとは考えられていたものの、実際の年代に関する論争があり、権威ある人の中には、ミケランジェロの弟子が描いたものか、そっくりに真似た作品の可能性があると指摘している。

1981年に発見された文書によると、ミケランジェロは、ローマのサン・タゴスティーノ教会からパネル画を依頼されていたというが、結局それで得た報酬は全て返金したようだ。ひょっとしたらそれが、ミケランジェロがフィレンツェに戻る前に未完のまま終了した《キリストの埋葬》であった可能性がある。

画面構成と人物

パネルの画面中央には、墓に続く階段へと運ばれるキリストの姿が描かれているが、これは本来、画面右上の空白部分に描かれるものであった。そして、キリストの後ろにいる髭面の男は恐らくアリマタヤのヨセフで、キリストの埋葬のために自らの墓を譲った男である。

また、オレンジと赤が混ざったようなガウンを羽織った画面左の長髪の人物は聖ヨハネではないかと言われており、足元に跪いている人物は恐らくマグダラのマリアである。

画面右の二人の人物については、特定はできていない。右側の女性はサロメではないかと言われているが、二人の人物はニコデモとマリアのうちの一人、と広い範囲で認識するべきだと提案されている。また、画面右下の大きな空白部分は、跪く聖母マリアが描かれる予定であった。

人物が浮いているような構成から見て、鑑賞者の目がまず下に向くように仕向けられているといえるが、実際はその部分でさえ未完成である。しかも、キリストを運ぶ右側の男性の非現実的な足の位置に関しては、未だに疑問が残っている。

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基本情報・編集情報

  • 画家ミケランジェロ・ブオナローティ
  • 作品名キリストの埋葬
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1500年 - 1501年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ナショナル・ギャラリー (イギリス)
  • 種類テンペラ画
  • 高さ162cm
  • 横幅150cm
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