作品概要

タッデイ・トンド》は、画家のミケランジェロ・ブオナローティによって制作された作品。制作年は1504年から1505年で、王立芸術院に所蔵されている。

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《タッディ・トンド》は、ルネサンス期の芸術家ミケランジェロ・ブオナローティによる作品である。絵画と浮き彫り彫刻の形式を持つトンドは、フィレンツェ・ルネサンスの典型的な作品である。

円形のレリーフ

1430年あたりから1世紀あまりを牽引した、フィリッポ・リッピ、ボッティチェリ、ルカ・シニョレッリ、ピエロ・ディ・コジモ、フラ・バルトロメオ、アンドレア・デル・サルト、ラファエル等が、トンド(円形画)を描いている。

ミケランジェロは数年間《聖家族》のようなパネル画を製作し、そこにピッティやタッデイ・トンドを彫っていたが、その後その型に戻ることはなかった。

構成

この作品は大っぴらに寝そべる赤ん坊時代のイエスと、イエスを膝の上に置いて座る聖マリアの姿を描いている。さらに、イエスは画面の中で、下を見下ろし羽ばたきする鳥を抱える洗礼者ヨハネを右肩越しに振り返っている。

構成上、鑑賞者の目がまずイエスの身体を斜めに沿って見、その次にヨハネを見る聖マリア、そして最後にイエスを見るヨハネ、という順に視線が辿るように構成されている。

図像

フィレンツェの守護聖人であるヨハネは、洗礼のための器を持ち、腕をねじっていることから、ひょっとしたら十字架を暗にほのめかしているのではないかという説が存在する。そしてその手に持つ鳥も、鳩ではなく、キリスト受難の象徴という見方があるゴシキヒワであるという説や、さらには、画面の下部には茨の冠があったのではないかという説もある。

この作品は針や釘抜きで力強く彫られており、その使い分けが「表面の統一性」を創り上げた。子供姿のイエスはかなりはっきりと彫られ、聖マリアはそれよりは浅めに彫られている。

聖ヨハネに至っては背景ですら荒く彫られている。それは構成上、慣習的に「完成させる」よりもさらなる奥行きを生んだとともに、三体の像の関係性を浮かび上がらせたのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ミケランジェロ・ブオナローティ
  • 作品名タッデイ・トンド
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1504年 - 1505年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵王立芸術院 (イギリス)
  • 種類大理石彫刻
  • 高さ106.8(直径)cm
  • 横幅不明
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