作品概要

うずくまる少年》は、画家のミケランジェロ・ブオナローティによって制作された作品。制作年は1530年から1534年で、エルミタージュ美術館に所蔵されている。

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《うずくまる少年》は、ルネッサンス期イタリアの偉大な画家、彫刻家であるミケランジェロの彫刻作品である。1530年から1533年の間に、この傑作を制作したといわれている。今日では、サンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館に保存されている唯一のミケランジェロ作品となっている。

54センチの大理石の彫刻であり、彼自身の体を内側に曲げ、おそらく足から棘を引き抜こうとしている裸体の少年を表現している。この像も、ミケランジェロのその他の多くの作品がそうであるように未完成であるが、目鼻立ち、髪、体の形は、はっきりと見分けることができる。

寓意

《うずくまる少年》は、本来は、フィレンツェの統治者のメディチ家の墓のために造られたものである。この像は、きわめて表現力に富んでいる。頭はかがんでおり、顔はほとんどみえず、体の張った筋肉が、痛みに耐える、強い内部の力の印象的な表現を生み出している。

幾人かの学者は、ここに、生まれていない魂の寓喩がみられるといい、他の学者は、この像を、哀悼の精神または、傷ついた兵士としてみている。また、この像には、スペインの侵入の年に、多くのフィレンツェ市民を悩ませた不況の影響があるともいわれている。

この作品の本当の意味は、今日まで謎のままである。また《うずくまる少年》は、古典的なスタイルの作品のようにみえるが、複雑な人間の姿のデザインを用いている。ルネッサンス時代の他の作品を模倣した《うずくまる少年》は、はっとするようなリアリズムと、解剖学的な類似がみられる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ミケランジェロ・ブオナローティ
  • 作品名うずくまる少年
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1530年 - 1534年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵エルミタージュ美術館 (ロシア)
  • 種類大理石彫刻
  • 高さ54cm
  • 横幅不明
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